Reggae
ここでは、僕のお気に入りのレゲエディスクを紹介していきます。


■スカ~ロックステディ■■■■■■■■■■■■■■■

SUGAR BELLY / The Return Of SUGAR BELLY (1970年代中頃)

自作の竹笛を吹く謎のオッサン、シュガーベーリー。テクニークスからの「SUGAR MERENGUE」もロックステディ色にあふれた最高のアルバムだけど、自分的には「イエローバード」のマヌケな演奏でこちらのアルバムがお気に入り。オーバーヒートからCD化したものの、あっさり廃盤。オーバーヒートによると、このアルバム今ではかなりレア盤だそうで…。こんなに素敵な内容なんだからもう一度CD化してほしいところです。さて、このアルバム、ロックステディの力の抜けたリディムにのってシュガーベーリーの竹笛が味のある音色で気持ちよくブロウ!いや、ブロウなんてしてないな。のんびりとしたムードでのんびりと吹いてます。僕の友達に聴かせたら「都会の音楽ではないな」などと言われてしまった。まあ、たしかにそーだね。プロテスト音楽としてのレゲエとは全く無縁のレゲエがここにはあります。

GLADSTONE ANDERSON / Caribbean Breeze(1989年)

ロックステディ・ビートがまだまだ死んでいないことを証明したかのようなグラディの素晴らしいアルバム。オーバーヒートのECさんがプロデュースした、いまさら言うまでも無い名盤。1曲目がいきなり「オルウェイズ・オン・マイ・マインド」そのまんまって感じで(笑)、そこがまたよいのですが、グラディのメロディー・センスはやはり素晴らしい。ピアノのスタイルはどこかジーン・ハリスやラムゼイ・ルイス、ジョージ・シアリング等のラウンジっぽさがあります。ただジャズとかとは違ってあくまでレゲエ・インストなので派手なインプロヴィゼーションなどはありません。しかし、それでいいのです。こういう音楽はゆったりと、ボーっとしながら聴いていたい。繰り返し聴いても飽きることのないアルバムです。

GLADSTONE ANDERSON / Glady Unlimited(1977年)

グラディの極楽アルバム。最近やっとCD化してくれた1枚。世間一般でいわれているレゲエのイメージってたぶんこのアルバムのようなものなんじゃないのでしょうか。いかにも「レゲエ」!って感じだし、明るいし、なごみ系だし。レゲエファンじゃなくても買って損はないもんだと思うんだけど…。さて、グラディのピアノはもったりと重々しく、腰が座っていて実に安定しています。どこに行ってもこのスタイルだしこのアドリブパターンなんで、グラディが入ってるアルバムっていうだけでもファンとしては安心してしまいます。このアルバムはストリングスやホーンセクションなども充実していて、ムード音楽としてもいけるのではないか、などと思うのですが、どうでしょう。77年といえば、あのスライ・ダンバーのミリタントビートが炸裂していたような時代。そんな時代にこんな脳天気なアルバムを作ってしまうグラディ最高。

GLADSTONE ANDERSON / Get Closer (1989年)

グラディはキーボード弾いてます。グラディに関してはいつもどおり最高。しかし、このバックはなんなんだ…。最悪。まあ、ダンスホール系のデジタルな音の感触でぜんぜんオッケーって人にはどうでもいいことかもしれないが、この打ち込み音はあまりにチープ。パシャパシャいってる音やヒュ~っていうバックのセコイ音、誰かなんとか出来なかったのでしょうか…。ジャンルは違うけれど、ブラジル系のフュージョン・バンドにアジムスっていうのがいて、そこの鍵盤奏者(ホセ・ロベルト・ベルトラミ)はたいしてアドリブが面白くないにもかかわらずジャズサイドとクラブサイドから絶大な人気があります。その人気の秘密は彼の使ってるフェンダーローズの音とバックのリズムセクションのセンスにあります。しっかりしたベース&ドラムの上にローズ、というシンプルな構成。これだけでかなりキマるのですよ、なぜか。グラディもそんな感じでやってみたらかなり人気も出るのではないのでしょうか?もちろん、今ではレゲエ界ではキングですが、ジャズサイドやクラブ系などからも評価されるのではないかと思うのです。だってこの作曲センスとアドリブセンスですよ。レゲエ界だけで終わらせるのはあまりにもったいない。たとえば、ボブ・ジェームスなんかがプロデュースしてアルバム作ったらかなり最高だと思うんだけどなあ。もちろんグラディはローズを弾いて(生ピアノでもいいけど)。このアルバムを聴くたびに、ああ…もったいないなあ…。って思うのです。

TOOTS & The MAYTALS / Funky Kingston(1972年)

ラスタではなくゴスペルをルーツに持つメイタルズ。いうまでもなくこれはそのメイタルズの最高傑作。とにかく、トゥーツ・ヒバートのソウルフルなヴォーカルが強烈。ロックステディ調のバックも強烈。フェラ・クティのアフロビートともどことなく共通点がありそうなところも面白い。さて、このアルバムはあの「ハーダー・ゼイ・カム」に入っていた「タイム・タフ」「プレッシャー・ドロップ」なども収録されている上、初期の代表曲「ルイルイ」、そして最強の「ファンキー・キングストン」なども入っていることから、ある種ベスト盤的な内容ともいえます。それにしても、この時代のレゲエっていうのはやはりカッコイイですね。ボブ・マーリーは68~72年までのリー・ペリー時代がカッコイイけど、それらと同じような荒々しさがこのアルバムにはあります。なにやら当時の「ブラックパワー」的なノリも感じられたりして、かなり熱いです。レゲエという音楽が最もパワフルだった時代の代表的な1枚なのでは。66年の「モンキーマン」、72年の「イン・ザ・ダーク」、76年の「レゲエ・ガット・ソウル」も必聴。

RICO /Tribute To Don Drummond (RICO IN REGGAE LAND)

1969年のリコの作品。同時期に録音された「ブロウ・ユア・ホーン」(69年)「ブリクストン・キャット」(70年)などと同じように、もろスキンヘッズ・レゲエです。ロックステデイのリズムトラックにリコのトロンボーンをのっけただけの作品ですが、これがなかなか味わい深い。70年代後半のツートーン・スカ・ブームなんかはるかに吹っ飛ぶようなヒップさ。ラストのスティービー・ワンダーのカバー「プレイス・イン・ザ・サン」が最高。ジャケは現在2種類CDで出回っています。

RICO / ROOTS TO THE BONE(1977)

レゲエ界でカリスマ的人気を誇るリコ・ロドリゲス。彼のメジャーからのファーストアルバム「マン・フロム・ワレイカ」は77年にブルーノートLAから発表されたが、このアルバムはその「マン・フロム・ワレイカ」をもとに、その当時録音された未発表音源なども含めてCD化されたもので、リコの代表作。リコといえば、スペシャルズやジャズ・ジャマイカへの参加などで有名ですが、その芸暦は意外に古く、すでに50年代後半にはコクソン・ドッドやデューク・リードといった大物プロデューサーのもとでレコーディングを行っていて、あのスカタライツにも臨時参加したことがあるらしい。さて、本作は全曲ミディアムテンポで統一されておりリコの独特の暖かみのある音はこういう所でこそその本領を発揮すると言えるでしょう。また、リズムセクションの方も強力で、スライ・ダンバーが全編に渡ってすばらしいミリタントビートをたたき出しており、中には途中ダブに変化していくものや、ナイヤビンギ・スタイルのものもあったりします。

AUGUSTUS PABLO / East Of The River Nile

このアルバムは3ケ所で録音されたものをまとめたものだそうで、エロール・トンプソン、プリンス・ジャミー、リー・ペリーらの名前がクレジットされているけど、やはりリー・ペリーのミックスがタントツで凄い。いや、この癒し(?)のアルバムで「凄い」なんて言ってしまうのはあまり褒め言葉ではないかもしれないが、凄いもんは凄いのです。イッパツでブラックアークってわかるその個性的な音はそそられます。ちなみにこのCDはかつて日本盤として出回ったもので、今となってはレア盤(自慢)。

GLADSTONE ANDERSON / It May Sound Silly (1972年)

このアルバムは一曲目がすべてを語っているでしょう。極楽ですよ、これは!!内容的には「Glady Unlimited」につながる路線で、ストリングスなんかが入ってたりするイージーなロックステディなのですが、いいなあ…、こういうの。ジャケのデザインも好き。

ARTURO TAPPIN / Strictly Roots Jazz(1994年)

アルチューロ・タッピン(saxes)イアン・グリーン(b)ヘンリー・ホルダー(key) ジョン・カパイ(g)ミッキー・ハルスマイヤー(ds)1994年録音
モンティ・アレクサンダーのアルバムなんかにも参加してるアルチューロ・タッピンのファースト・アルバム。なんと、デニス・ボーヴェルがエンジニアとして参加してます。アルチューロ・タッピンのサックスは実に気持ちよく歌っています。バックのメンバーがイギリス系なので、ジャマイカ系のゆるい演奏とは少し違い、多少カチっとしたノリです。LKJなどのブリティッシュ・レゲエに近い感じもします。しかしこのアルチューロ・タッピンの住むのはカリブ海、バルバドス。どことなくカリブって感じのテーマの曲が多いような…(気のせいか?)。まあ、基本的にはレゲエのリズムをバックに演奏されたジャズ・フュージョンなんですが、この手の音楽の中ではダントツで面白いです。デニス・ボーヴェルのファンにもおすすめ出来るアルバムです。

BOB MARLEY AND THE WAILERS /The Birth Of A Legend (1963-66)

ジャマイカが生んだ最高の音楽家ボブ・マーリーのデビュー音源です。正確にはデビュー当時のシングル盤等をそのまま詰め込んで後年コンピレーション・アルバムとして出したものなんですが、デビュー当時の音源には変わりありません。当然ながらスカです。バックはジャマイカが生んだ最高のスカ・バンド、スカタライツ。僕はボブ・マーリーのアルバムの中でこれが一番気に入っておりまして、何回聴いても飽きません。特に「シマー・ダウン」!カッコイイ!ボブ・マーリーはまだ子供みたいな声ですが、そこがまたまた良かったりするのです。この人の「声」ってのはなんか特別です。ロック・ステディ時代のアップセッターズをバックにしたマーリーも、レゲエ時代のポップなマーリーも凄くイイんですが、スカのリズムとスカタライツに乗っかったマーリーは何か特別です。パン・カリブっていう感じの空気感がいいですね。

TOMMY McCOOK & The Supersonicks / Down On Bond Street

まるでさびれた遊園地のメリーゴーランドにでも迷こんだようなほのぼの~としたゆるいノリの音楽。最高です。トミー・マクックはスカタライツ時代よりもこのスーパーソニックス時代のほうが良いのでは?ってくらいに素晴らしい。実は僕はスカタライツよりこっちの方が好きです。

SUGAR BERRY /Sugar Merengue

それにしてもこれほどマヌケな音って珍しいのではないのかなあ…。自作の竹サックスでポヨヨ~ンっていう脱力音楽。チャルメラのような音。そのチャルメラで「I've Got You Under My Skin」なんかやっちゃったりして…、完全にコール・ポーターをバカにしきってます。「煙が目にしみる」なんか、絶対に目にしみてません!いやはや最高!バックミュージシャンも録音年代も不明なのですが、スタジオ・ワンの音源です。たぶん1960年代後半のものでしょう。

JOE'S ALL STARS / BRIXTON CAT (TOROJAN)

リコ・ロドリゲスが入ってるところが嬉しいスキンヘッズレゲエなアルバム。チープなオルガンの音やがさつな感じのギターのカッティングがいかにもあの時代してます。60年代後半イギリスにいたジャマイカン達のセンスの素晴らしさには驚き。

MICHAEL "Bammie"ROSE / Reggae Be-Bop (1995/OLIVE DISK & RECORDS)

マイケル・バミィ・ローズ(sax,flute)リコ・ロドリゲス(tb)ゲイリー・クロスビー(b)エディ・タンタン・ソーントン(tp)デニス・ボーヴェル(b)アラン・ウィークス(g)ケンリック・ロウ(ds)TONY UTER(per)
バミィの初のソロ作。ジャズ・ジャマイカが話題になってた頃に出たものなので、発売当時どうしてもダブって聞こえてしまっていたのですが、今聞くとこちらの方がデニス・ボーヴェル色がクッキリと出ていて独特です。ジャマイカのホーン・プレイヤーはゆるい人が多いのですが、バミィはその中でも結構タイトな方かも。数々のレコーディングに顔を出してるスタジオ・ミュージシャン、バミィ入魂の1枚です。

BOB ANDY / Songbook (Studio One)

ボブ・アンディ、スタワンからの名盤。こんなにもユルいノリ、スキだらけな感じのアレンジ…等、ロックステディの魅力がいっぱいの定番なのですが、僕はあまり頻繁には聞きません。年に1回くらいでしょうか。でも聞くたびにいいな~って思う音楽です。

TOOTS & The MAYTALS /The Sensational MAYTALS

メイタルズ、スカ期の名盤です。バックがなんともカッコイイ。トゥーツのヴォーカルはまだメイタルズに溶け込んでいい感じです。この後になるとトゥーツのヴォーカルだけ際立つことになります。ジャケのデザインもかわいいですね。60年代前半のメイタルズのエネルギー満載です。

TOOTS & The MAYTALS /Monkey Man

60年代後半ロックステディ期のメイタルズ。このあたりからトゥーツの驚異のソウルフル・ヴォーカルが目立ってきます。とにかく凄いアルバム。スペシャルズやタジ・マハールのカバーでもお馴染みの「モンキーマン」や『ハーダー・ゼイ・カム』でも知られる名曲「プレッシャー・ドロップ」も収録されています。開放的な明るさが素晴らしいです。

■レゲエ/ダブ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

YELLOWMAN / MISTER YELLOWMAN (1982年)

ジャマイカ国内でボブ・マーリーの人気が低迷しはじめた80年頃、ジャマイカのダンスホールで頂点に立ったといわれるのがこの”キング”イエローマン。このアルバムは当時のヒットシングルがつまっている名盤です。バックの演奏はルーツラディクスとハイタイムス・バンド。ミキサーはキング・タビーの弟子、サイエンティスト。そしてプロデュースがあのヘンリー・ジョンジョ・ロウズ。この面子が揃えば悪いものなんで出来るわけがないのですが、それに加えてイエロー御大。のどを悪くする前のなんとものびやかでマッタリとした素晴らしいシング・ジェイです。有名な「ミスター・チン」はやはりこの中でもずばぬけていて、ゆったりとしたワンドロップのリディムに乗ってイエローのアホなDJ&SINGが炸裂!パトワ語なので、何言ってるのかさっぱりわかりませんが、アホな内容だってことくらいは分るようになってます。全人類必聴!

YELLOWMAN / LIVE AT REGGAE SUNSPLASH (1982年)

全盛期のイエローマン、ジャマイカでのレゲエサンスプラッシュにおける勇姿がこれ。イエローの人気って本当に凄かったんだなあ…。客のノリも凄いです。レゲエ史上最強のワンドロップのリズムにのってイエローマンの鼻歌風DJが炸裂。いや、鼻歌は失礼か。でも歌いながらのDJでこれほどバシっとキマる人も珍しいですね。名曲「ミスターチン」は途中から歌詞が変わってます。サービス精神もバッチリですね。

CULTURE / TWO SEVENS CRUSH(1977年)

カルチャーは好きすぎて全部集めました。これはカルチャーのデビュー作。バックはスラロビ率いるレヴォリューショナリーズ。この当時の流行りのリミタント・ビートが炸裂する超強力盤です。今さら僕がうだうだと言うまでも無くレゲエの名盤として君臨しているわけですが、やはり何度聴いてもこのファーストが一番凄い。スライ・ダンバーの強烈なドラムにも注目です。カルチャーはメンバーチェンジをしながらも今でも活動していて、数少ない本格的なルーツ系のグループとしてがんばっております。

BOB MARLEY AND THE WAILERS /Germany '80

この2枚組CDは凄いです。とにかく異様なほどのハイテンション。ナチュラル・ミスティック、ジャミン、エクソダスといった名曲が圧倒的なテンションで演奏されます。マーレーはまるで自らの命とひきかえにこれらの「音」を紡ぎ出していったかのように神憑かり。

MUTE BEAT/No.0.Viegin Dub
ミュートビートがメジャー前に出した音源の数々をまとめたCD。「ジェンカ」が実に素晴らしい。所々チープな音があるのはやはりあの時代だからか?

MUTE BEAT/Flower
メジャー1枚目。冒頭の「メトロ」や「ロシアより愛をこめて」など実に素晴らしい演奏です。ギターなしのタイトなリズムとtp&tbっていうスタイルはかっこよすぎです。

LINTON KWESI JOHNSON / Bass Culture (1980)

ロンドン発のソリッドなレゲエのかっこよさ、ここに極まれり。60年代後半のスキンヘッズ・レゲエのヤバさを継承してるかのようなリントンです。かつてリントンが来日したときにライブを見に行ったのですが(@新宿リキッドルーム)、これがまあなんとも凄かった。バックのデニス・ボーヴェル・ダブ・バンドのグルーヴ感の凄さ(特にジョン・カパイが良かったなあ…)もさることながらリントンの圧倒的存在感に目が眩みました。このアルバム聴いてるとあのときのリントンの雄姿が目に浮かんできてしまいます。

BLACK UHURU / Strongg

ブラック・ウフルの歴史の中でもほとんど人気がないアルバムだと思いますが、何故か昔これにハマってた。いや、懐かしい…。ドン・カルロスのなんとも味のあるボーカルにヤラレてしまいました。あとこのアルバム、何故か良い曲が揃ってます。かなりのお気に入りです。

SCIENTIST MEETS THE ROOTS RADICS

サイエンティストのダブのアルバムはかなり沢山出ていますが、ルーツラディクスがらみのはどれも秀逸なものばかり。このアルバムも文句なしの出来。タイトなルーツラディクスの演奏が引き立ちます。ジャケも最高です。フラバ・ホルトのベースは本当にいいですね。

JAH SHAKA MEETS THE MAD PROFESSOR AT ARIWA SOUND(1984/ARIWA)

数あるダブ・アルバムの中でも昔から特に気にいってるのがこのアルバム。JAH SHAKA Side(A面)とMAD PROFESSOR Side(B面)に別れています。ラヴァースばかり出すマッド・プロフェッサーには何の興味もありませんが、キング・タビー・マニアとしてダブを製作するマッド・プロフェッサーはとにかく面白い。キング・タビーやサイエンティストとはまたひと味違ったスペイシーなダブです。そして、ジャー・シャカ。自身の弾く強力なベースもさることながら、この何ともいえないダブの魅力はやはり大きく、TONY DRUMTONの奔放なドラムを最大限生かした素晴らしい作品に仕上げています。

MAD PROFESSOR / Psychedelic Dub(1990/ARIWA)

DUB ME CRAZY シリーズのパート10はサイケデリック・ダブ。サイケデリックとはいえサイケ度は低いんですが、ジャケがサイケしてます。いや、過剰ともいえるディレイが結構サイケかも…。ゆるいホーン群がなごみます。

MAD PROFESSOR / A Caribean Taste Of Technology(1985/ARIWA)

南国ムード満点のジャケのごとく、中身も南国でいっぱいです(とはいえ、1曲目に負うところが大きいのですが)。マッド・プロフェッサーのダブ・アルバムの中でも結構人気もあるらしく、入手もしやすいアルバムかもしれません。僕はこれ結構昔に買ったんですが、1曲目は今でもなごみます。ただ、パシャパシャいってるこの当時特有の打ち込み音だけはいつまでたっても「?」ではありますが。2曲目の重いビートも非常にカッコイイです。

AGGROVATORS meets REVOLUTIONARIES at CHANNEL ONE (1977)

レゲエ史上最強ともいえるメンバーをそろえたアグロヴェイターズ(レヴォリューショナリーズ)のダブ。ジャッキー・ミットゥ、スライ・ダンバー、ロビー・シェークスピア、チナ・スミス、アンセル・コリンズ、トミー・マクック、ローランド・アルフォンソ、ボビー・エリス、ロイド・パークス…他、豪華メンバー。文句ナシのアルバムです。

ASWAD / A New Chapter Of Dub (1982)

このひんやりとしたダブはクセになります。初期アスワドはこんなに格好よかったのに…。アウワドの中でも最も好きな一枚です。

AUGUSTUS PABLO /One Step Dub(1991)

パブロのアルバムの中でも冷たい肌触りのあるアルバム。ジャッキー・ミットゥも参加しております。いつもの素朴さよりも重みを感じるアルバムです。

Jah Shaka /New Testaments Of Dub(1993)

1年に1度は必ず聴きたくなる不思議なアルバム。すべてジャー・シャカによる作曲。僕は冷たい音の感触のあるダブが好きなのですが、これなんかはまさに冷たい音。ベース音もグルーヴ感も実に素晴らしい。隠れ名盤と認定いたします…。

The Roots Radics (The Roots Radics with Wayne Smith)/SLICK WE SLICK "MB'S TUNE"

某服飾メーカー(あの菊池武夫がやめたあとの頃)にて、服を買った人に無料で配っていたレア盤レコード。僕は当時何を買ったかはおぼえてないけど、このレコード欲しさに何か買ったことだけははっきりおぼえています。ルーツ・ラディクスのタイトな演奏が聴けます。スタイル・スコット、フラバ・ホルト、グラッドストン・アンダーソン…等等、今思えば豪華なメンバーでしたね。

YELLOWMAN / Zungguzungguguzungguzeng(1983)

「ミスター・チン」に並ぶ名曲「ズングズンググズングズン」が入ってる名盤。『Mister Yellowman』とともに必携アルバムです。レゲエ音楽の最高峰です。

YELLOWMAN / Operation Radication

イエローマン最初期の貴重な音源。79年~80年代初頭にThe PAPA LABELに録音されたもの。もう初めから例のスタイルは確立されています。

(文:信田照幸)






以下、工事中

GREGORY ISSACS / Night Nurse
GREGORY ISSACS /More GREGORY DELROY WILSON / Good All Over
HORACE ANDY / Skylarking
YELLOWMAN / Don't Burn It Down
YELLOWMAN / King Yellowman
YELLOWMAN / Live at MARITIME HALL
YELLOWMAN / Going To The Chapel
YELLOWMAN / Ram Dance Master
YELLOWMAN / Blueberry Hill
YELLOWMAN / Nobody Move Nobody Get Hurt
YELLOWMAN / Bad Boy Skanking
YELLOWMAN / Divorced!
YELLOWMAN / Duppy Or Gunman
YELLOWMAN / Two Giants Clash
FREDDIE McGREGOR / Big Ship
WAILING SOULS / Inchpinchers
CULTURE / 'BALDHEAD BRIDGE' 
CULTURE / 'CUMBOLO' 
CULTURE / 'HARDER THAN THE REST' 
CULTURE / 'INTERNATIONAL HERB' 
CULTURE / 'THREE SIDES TO MY STORY' 
CULTURE / 'WINGS OF A DOVE'
CULTURE / Lion Rock
CULTURE / Trod On
CULTURE / One Stone
CULTURE / Live Culture '98
CULTURE / Cluture In Cluture
CULTURE / Good Things
CULTURE / Hunble African
CULTURE / Cluture In Dub
LEE PERRY /Super Ape
LEE PERRY / Return Of The Super Ape
LEE PERRY &The Upsetters/Some Of The Best
The UPSETTERS/The Upsetter Collection
BIG YOUTH / Some Great Big Youth
Max Romeo / War In A Babylon
LINTON KWESI JOHNSON / Tings an' times
PETER TOSH / Legalize It
BUJU BANTON / 'Til Shiloh
BLACK UHURU / Black Sounds Of Freedom
The Meditations/Greatest Hits
DENNIS BROWN / Visions
CARLTON AND THE SHOSE/SWEET FEELING
BOB MARLEY AND THE WAILERS /Soul Rebels
BOB MARLEY AND THE WAILERS /Live At The MATRIX CLUB 1973
BOB MARLEY AND THE WAILERS /Catch A Fire
ALTON ELLIS /MR SOUL OF JAMAICA
LINTON KWESI JOHNSON / Reggae Greats
TOOTS & THE MAYTALS /Reggae Greats
TOOTS & THE MAYTALS /Pass The Pipe
TOOTS & THE MAYTALS /In The Dark
TOOTS & THE MAYTALS /Reggae Got Soul
THE PARAGONS / Riding High On The Beach
ISRAEL VIBRATION / Unconquerd People
Jah Stitch & Jackie Mittoo/Love And Harmony
Horace Andy / In The Light
The CONGOS/Heart Of Congos
BURNING SPEAR / Marus Garvey
Rico /That Man Forward
Rico/Jama Rico
Rico & The RUDIES /Blow Your Horn
ERNEST RANGLIN/Below The Bassline
KING TUBBY /Dance Hall Atyle Dub
John Kpiaye / Red Gold And Blues
COURTNEY PINE /Closer To Home
SUGAR BERRY /Sugar Merengue
JAZZ JAMAICA /SKARAVAN
JAZZ JAMAICA /The Jamaican Beat
JAZZ JAMAICA /The Jamaican Beat VOL2
JACKIE MITTOO /Keep In Dancing
AUGUSTUS PABLO /Eastman Dub
AUGUSTUS PABLO /East Of The River Nile
AUGUSTUS PABLO /King Tubby Meets Rockers
SHAKE KEEN /Real Keen Reggae Into Jazz
DON DRUMMOND / Best Of
ERNEST RANGLIN / Sounds&Power
AUGUSTUS PABLO /This Is AUGUSTUS PABLO 
ERICK GALE / Negril
MICHAEL BAMMIE ROSE / Reggae Bebop
LEE PERRY/Excliburman
DON CARLOS /Day To Day Living
DOn CARLOS /Just A Passing Glance
JIMMY CLIFF/SAMBA REGGAE
TIGER / Me Name Tiger
TENER SAW / Fever
EEK-A-MOUSE/The Mouse&The Man
EEK-A-MOUSE/WA-DA-DEM
V.A./Tribute To Bob Marley
Frankie Paul/Hot Number
Clint Eastwood &General Saint / Stop That Train
Miky Dred / Best Sellers
DR ALIMANTADO /Best Chickin In Town
INNER CIRCLE feat.JACOB MILLER /The Bset Of
STEELY & CLEVIE /Play Studio One Vintage
THE TROJAN STORY
JANET KAY /Silly Games
HEPTONES / On Top
JAH SHAKA MEETS MAD PROFESSOR
TOMMY McCOOK & The Supersonicks / Down On Bond Street
EDDIE "tan tan" THORNTON / JUMPIN
JACKIE MITTOO / The Keyboard Legend
ANNETTE BRISSETT & The Taxi Gang / ANNETTE
THE ABYSSINIANS / Satta Massagana
THE ABYSSINIANS /Arise
GREGORY ISSACS / More Gregory
BOB ANDY / Songbook
LITTLE TEMPO / RON RIDDIM
BURNING SPEAR / Rocking Time
ZIGGY MARLEY AND THE MELODY MAKERS /Free Like We Want 2 B
ZIGGY MARLEY AND THE MELODY MAKERS /JOY AND THE BLUES


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