OTHERS
(いろいろなジャンル)



カントリー
<ハンク・ウィリアムス>

HANK WILLIAMS / Alone With His Guitar

ハンク・ウィリアムスが全部ギター1本で歌ったもの。最高すぎ(笑)。僕はハンク・ウィリアムスとチャーリー・パーカーさえあれば無人島でも生きていける気がするんだが、特にこのアルバムなんかは無人島とか似合うかも。ウルトラ級の歴史的名演。

HANK WILLIAMS /GEREAT AMERICAN HERO (1942-1952)

ハンク・ウィリアムスのコンプリート音源。CD10枚組プラスおまけCDが1枚。20世紀音楽の最高峰のうちのひとつ。

HANK WILLIAMS / The Original Singles Collection...Plus

ハンク・ウィリアムスが生前残した全シングル曲に、未発表音源20曲をプラスしたもの。要するにシングル集で、CD3枚組。なにげに聴く機会多し。これらの曲に出会えたというだけで自分が生まれてきた甲斐があったと思える。

HANK WILLIAMS / Unreleased Recordings

2008年に突然出てきたハンク・ウィリアムスの未発表音源集。CD3枚組。コンプリート・レコーディングスのBOXセットとともにマスト。とにかくすべてが素晴らしい。音質も問題ない。

Hank Williams / Rare Demos, First To Last

ハンク・ウィリアムスのデモ音源集。すべてギターだけの弾き語り。これはもう本当に素晴らしすぎ。「パン・アメリカン」や「ジャンバラヤ」などの名曲のデモが聴けるのも貴重。所々章節を無視してたりするのが興味深い。

Hank Williams / The Complete Hank Williams 

こちらもコンプリート音源集。GEREAT AMERICAN HERO」ではデモ音源に後年バックを被せたものが入ってたが、こちらはデモ音源そのままのものが入っている。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

カントリー
<その他>

HERB ELLIS / TEXAS SWINGS (1992)

ハーブ・エリス(g)ハーブ・レミントン(steel-g)トミー・アルスプ(b)トミー・パーキンス(ds)フロイド・ドミノ(p)ジョニー・ギンブル(violin)ボビー・ブルース(violin)ウィリー・ネルソン(g)1992年録音
昔から特別好きなアルバムです。ハーブ・エリスはもともとヒルビリー系のアドリブを得意とするジャズギタリスト。特に70年代にコンコードに残した一連のアルバムはどれもカントリーっぽくて気に入ってるんですが、ここではなんと、もろカントリーをやっちゃってます。楽器編成もスティールギターやケイジャン・フィドルなんかも入ってたりして、かなり本格的なインスト・カントリー、ウエスタン・スウィングです。中には「スクラップル・フロム・ジ・アップル」や「アンディサイディド」などのジャズでお馴染みの曲もありますが、これらもすべてカントリーにしてしまってます。何故ハーブ・エリスがいきなりこういうカントリー・アルバムを作ろうと思ったのかはさっぱり分らないのですが、やはり自分のルーツということなんでしょうか。アメリカにおけるカントリー音楽の影響力というのはかなり凄いのですが、日本ではその情報はほとんど入ってきていないというのが現状。日本ではカントリーは全く人気が無いので当たり前なのかもしれないけど、その辺の事情をよく分かっていないと何故こういったアルバムが突然でてくるのか理解できないでしょう。そういえば、ジョー・パスの遺作も何故かカントリー・アルバムでしたね。

WILLIE NELSON / Always On My Mind(1982)
この表題曲が大好きで、発売当時に渋谷のタワーで輸入シングル盤(当然アナログ)を買いました。当時の輸入シングル盤にはジャケットなんてもんはなくて、ただ白いレコード入れに入ってるだけでした。さてさて、ウィリー・ネルソンなのですが、この人のアルバムはかなり持ってまして、中にはレオン・ラッセルとの共演盤なんていう珍品もあります。僕はこの人の声が大好きなので、どんなアルバムも気持ちよく聴けるのですが、やはりこのアルバムあたりがいちばん好きかもしれない。この前後のCBSからのアルバムは全部イイです。スタンダードのカバーばかりやってた時期。バックはいたってシンプル。ちょっとAORっぽいというか、ほぼAORです。

MADDOX BROTHERS AND ROSE -Vol1~ Americas Most Colorful Hillbilly Band 1946ー1951
ベイカーズ・フィールド・サウンドのルーツ、マドックス・ブラザーズ・アンド・ローズのなんともカントリーなアルバム。ハンク・ウィリアムス命!な僕としてはハンク的な曲に即座に反応してしまうのですが、アップテンポでにぎやかに盛り上がるこのバンド特有のノリはやはり楽しすぎる!バド・ダンカンのスティール・ギターがかなり気持ちいいです。

HANK WILLIAMS Ⅲ / Lovesick, Broke & Driftin' (2002/curb records)
ハンク・ウィリアムスの孫、ハンク・ウィリアムスⅢ(ハンク・スリー)。このアーチストは最高です。ハンク・ウィリアムスの大ファンの僕としては、おじいさんソックリの声質がうれしい!しかも音作りがアコースティックっぽいので雰囲気も最高です。ハンク・ウィリアムスの息子ハンク・ウィリアムスJrはどうにもロックっぽくてダサいのですが、その息子Ⅲはオールドカントリーの気持よさをそのまま現代に持ってきてくれています。

LINDA RONSTADT / Heart Like A Wheel (1974)

ストーンポニーズ時代のカントリー路線の総決算的な内容のアルバム。ストーンポニーズは全部好きなのですが、ソロ第2弾のこのアルバムこそ僕の最愛のアルバム。あまりに好きなため、たまにしか聴きません(飽きるのがいやだから…笑)。

WILLIE NELSON /Stardaust(1978)
ウィリー・ネルソンのスタンダードのカバー・シリーズは結構沢山ありまして、そのどれもが素晴らしい内容です。このアルバムでは「ブルー・スカイ」と「ムーンライト・イン・ヴァーモント」が特に気に入ってます。このシリーズはカントリーというよりもAOR的な雰囲気がありますね。

BILL FRISELL / The Willies (2002/nonesuch)

ビル・フリゼール(g,etc)ダニー・バーンズ(g、etc)キース・ロウ(b)
ついに完全にカントリーになってしまったビル・フリゼール。これはジャズのコーナーではなくカントリーコーナーで紹介したい。別にジャズ的なスリルが全く無くなってしまったというわけではないんだけど、このなごみ加減とのほほんとしたリラックス感はまさにカントリー的やすらぎ。

HANK SNOW / RCA COUNTRY HALL OF FAME

ハンク・ウィリアムス等のホンキー・トンク・スタイルの時代にジミー・ロジャースの流れをくむトレイン・ソングのブライト・カントリー・スタイルで人気だったハンク・スノウのベスト盤。ホーボーな感じとトロピカルな陽気さが混ざりあってて実に気持ちよいです。



ブルーグラス
BILL MONROE & his Bule Grass Boys
ブルーグラスの創始者ビル・モンローなのですが、そんなことよりもこの人の作る曲は凄く好きなのです。「ケンタッキーの青い月」は本当にいい曲。

NASHVILL BLUEGRASS BAND / Home Of The Blues
早い早い!走る走る!という感じ。ブルーグラスはスウィング感が命。

NASHVILL BLUEGRASS BAND-DREADFUL SNAKES/ Best Rounders
ブルーグラスってこういったものこそが王道ですよね。

JERRY DOUGLAS / Best Rounders
インスト・ブルーグラスはどれも同じに聞こえる僕なのですが、彼のギターにはやられっぱなしです。

PICKIN' ON THE EAGLES
イーグルスの曲をブルーグラスでやってみましたという好企画盤。テイク・イット・イージーをブルーグラスで聴けて大満足!な一枚。


TONY RICE / Best Rounders

トニー・ライスのブルーグラスアルバムってなんとなくカントリーっぽい臭いがするので好きなのです。ビル・モンローの曲をやるときなどはかなりハイスピードで超絶ギターを弾きますが、むしろ僕が好きなのはミディアム~スローテンポの曲。代表曲ともいえる「BANKS OF THE OHIO」などはもう言う事なし。基本的にこういうオールド・カントリーが好きです。ところでこのアルバムはトニー・ライスの76年~85年までのベスト盤的編集もの。ブルーグラスという音楽の変遷がよくわかるようになっています。トニー・ライスの職人的ギターは安定していてかなり気持ちよい。

THE NEW BLUEGRASS WAY / A Picture Of HANK (1995)
ハンク・ウィリアムスの曲の数々をブルーグラスのアーチスト達がカバーしたアルバム。せわしないブルーグラス・スタイルでもハンクの曲だとなんとなく落ち着いて聴けるから不思議です。


モンド・ミュージックLounge Musicの項も参照)

ARTHUR LYMAN / Sonic Sixties (hifi)

50~60年代のハワイのホテル等で演奏活動をつづけていたアーサー・ライマン。このキワモノ音楽スレスレのラウンジ音楽はなにか懐かしい匂いがする
。あの安っぽいヴァイブやマリンバの音の感触のせいなのだろうか?聴くたびに子供の頃これ聞いたような…って気分になってしまいます。さて、このアルバムはタイトル通り60年代のヒット曲を演奏したもの。「サニー」はカバーの中でも最高峰。また「恋は水色」のまぬけなカバーや「イパネマの娘」での馬鹿馬鹿しい、いや、洗練されたセンス…。どれもこれも実に気持のいい音楽です。ところで、このアルバムの中に「Born Free」という曲があるのですが実はこの曲、ものすごく思い出深い曲だったのです。これ聴くまですっかり忘れていました。僕の行ってた小学校では、朝1時間目の授業が始まる前の30分くらいずっと音楽が流れてて、何故かこの「Born Free」(たぶんオリジナル・ヴァージョンだと思われる)もずっと毎日流れてました。小学1年の頃からずっと聴いてたわけで…。その「Born Free」のカバーが入ってるのがなんとも嬉しい。これ聴いてるだけで「あの時代」に戻ってしまいます。

パーシー・フェイス・ストリングス
「BOUQET」(1959)「BOUQET OF LOVE」(1962)
パーシー・フェイスはパーシー・フェイス・オーケストラとして無数のアルバムを出してますが、何枚かパーシー・フェイス・ストリングスとしてアルバムを出してます。文字どおりストリングスのみの演奏なのですが、これが凄くイイ!マントヴァーニなんかかる~る吹っ飛ぶくらいなもんです。特にパーシー・フェイス自身が作曲した「デュエット」なる曲が絶品でして、まさに気分は夢心地。全く知られていない曲だけど、名曲です。

ジャン・ジャック・ペリー/MOOG INDIGO
ペリー&キンズレーの片割れのソロ。当然ながらペリキンに近い音です。

BRENT LEWIS ブレント・ルイス/アース・トライブ・リズム(1990/New World Productions)

謎のパーカッション奏者ブレント・ルイスのかなり凄いアルバム。パーションのみで多重録音されたアルバムなのですが、この手のものにありがちな奇抜さや単調さは全くなく、実に気持ちの良いアルバムです。チューニングの違う太鼓でひとつひとつの音程を取っていて、メロディアスに展開します。レス・バクスターやマーティン・デニーらに匹敵(あるいはそれを超えた)するほどの「密林」気分で、ジャングルにでもいるかのような、そんな気になってきます。でもこれ、激レア盤です。


RAYMOND SCOTT / Manhattan Reseach inc.
1930年代には当たりさわりのないスイングジャズやってたレイモンド・スコットは、何を考えたか突然全財産を投げ打って部屋じゅうに機材を買い込み、独自の楽器まで作ってしまって、エレクトロ音楽を始めてしまったのだ。そんで、CMとかの曲を作ったり子供向けの音楽(これがかなりアブナイ…。CD化されてます)を作ったりしてたのだが、このアルバムは未発表音源ばかり。これ最初に聴いたときには本当にビックリしました。アナログ・シンセの生々しい音が魅力的。

エレクトーン・ラブ・サウンド/道 志郎(CBS)

エレクトーンでのイージーリスニング・アルバム。もちろんバックには他の楽器もつくのですが、それらもまた味があって素晴らしい。エレクトーンのチープな音は今の耳で聴くとかなりラウンジですね。ちょっとビックリです。最高。ちなみにこれはレコードです。たぶんCDにはなってないでしょう…。

マーティン・デニー/クワイエット・ヴィレッジ

マーティン・デニー/ヒプノティック

 

土取利行

土取利行/縄文鼓(JVC)

フリージャズ系のパーカッショニスト土取利行が、発掘された縄文時代の土器を専門家とともに復元し演奏した珍盤。CDショップではたいがいワールドのコーナーに置いてあります。鈴、笛、太鼓の演奏。史料的な価値の高い音源だとは思いますが、音楽としてもなかなか面白いのです。土取利行の即興演奏の数々はまさに大地のグルーヴ。ラストのアンサンブルが凄い。

土取利行/銅鐸(JVC)

古い銅鐸を沢山つるしてゴンゴンとたたいていった珍盤。ガムランなどにも通じる気持ちよさです。当然ながらすべて即興演奏。3部作のいちばん最初に出たのがこれ。土取利行には「螺旋の腕」という著作があって、たしかこの銅鐸演奏などのことも書いてあった気がするんですが、かなり昔に読んだので忘れてしまいました。ミルフォード・グレイヴスは体の循環系(心臓の鼓動や血の巡り)からリズムを繰り出しますが、土取利行にもそれと同じようなものを感じます。

土取利行/サヌカイト(JVC)

古い石をカンカンとたたいていった珍盤。これもすべて即興演奏です。屋外演奏のため途中からエキサイティングになっていく様が聞き物かも。足に古代鈴をつけて舞いながらたたいてます。古代に魅せられた土取利行の無邪気さを垣間見ることのできる1枚。

 



ソウル(工事中)

■サム・クック■
最初の2枚(1957年のSAM COOKEと1958年のENCORE)が断トツで好きLive at the Harlem Square Club 1963も別格で好き。

■サザン・ソウル/STAX /Hi Sound ■
ジョー・サイモン / the sounds of simon (1971)
数いるサザン・ソウルのシンガーの中でもいちばんマッタリとした味わいのあるのがこのジョー・サイモン。あまりにマッタリしてるため、日本ではあまり人気が無いようで、なかなかCDが手に入らなかったこともありました。あのオーティス・レディングが亡くなったとき、オーティスの家族がこのジョー・サイモンに頼んでゴスペルを歌ってもらったとか。僕はこのジョー・サイモンが何故か大好き。で、このアルバム。ややカントリー風味の珍しいものでありますが、雰囲気最高。歌はもっと最高。曲も最高。文句ナシのサザンソウルの名盤。

ジョー・サイモン /Mr.Shout(1960-65)
初期のジョー・サイモンもなかなかの味わい。僕は大好きです。

ジョー・サイモン /The Chokin' Kind(1969)
名曲「チョーキン・カインド」。何度聴いても素晴らしい…。名盤です。

ジョー・サイモン /Better Than Ever(1969)
こちらも名盤。まあ、入手困難でしょうが…。

ジョー・サイモン /Simon Country(1973)
カントリーを歌うジョー・サイモンです。最高です。

ジョー・サイモン /The Very Best Of
ベスト盤なんてのも出ておりまして、ソウルファン必携だと思うのですが、やっぱ人気薄か。

ジョー・サイモン /Drowning The Sea Of Love(1972)
まったりヴォーカルが炸裂。このまったり感がクセになる。

O.V.WRIGHT / The Soul of O.V.Wright(1964-73)

O.V.WRIGHT /That's How Strong My Love Is

JAMES CARR / Soul Survivor(1993)


ジェイムス・カー/The Essential(1966-69)


ジェイムス・カー/Take Me To The Limit(1991)

 


上野茂都のコーナー


=HOME=
inserted by FC2 system